今年も四島交流事業がはじまりましたが
5/14 今年のビザなし交流の第一陣が午前9時根室港から国後島へ向け出港しました。
昨日から16日までの訪問予定でしたが、悪天候のためスケジュールが一日短縮になり今日の出港となりました。団員の皆さんは手続きの都合上昨日夜8時に乗船し根室港内で船中泊したそうです。
昨年まで使用していた船舶が関連企業の税金滞納による差し押さえというありえない事態により、今年度の渡航用船舶の見通しが立っていない中、第1陣は北方墓参事業に利用されている北海道の漁業取締船「北王丸」を借用し、辛うじて事業が実施できました。
しかし、北王丸の乗船定員の関係から当初65名を予定していた訪問団が48名(実参加者は46名)に縮小されています。(影響ありです...)
第2陣以降の使用船舶の見通しが立たない先行き不透明な中、第1陣が国後島へ向け離岸。
港には、今年の第1陣と言うこともあり返還運動関係者をはじめ多くの方々が集まりました。
私もビザなしサポーターズ「たんぽぽ」の一員として見送りに行ってきました。
渡航用船舶の問題がまだ解決されていないようですが、今年はビザなし交流がスタートしてから20年目。節目の年でもあり予定されているビザなし交流、自由訪問、北方墓参の実施にむけ早急な対策が必要です。
北方四島交流事業(ビザなし交流)の実施主体は民間団体である北方領土問題対策協会、北方四島交流北海道推進委員会になりますので、使用船舶の準備もこれらの団体が窓口になるものと思いますが、北方領土返還要求運動の一環として行われている事業ですから、北海道や国とも調整をしていただき、渡航船舶の確保に努めていただきたいと思います。
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