新病院建設事業の進め方等に関する要望
おはようございます。 9/30 13:00 長谷川市長に対して、新病院建設事業の進め方に関する要望書を提出しました。
9/27日、28日の2日間、10月定例会に関する各会派への議案説明がありました。議案審査等を踏まえた事前説明ですので、その内容については、ブログへの報告は控えました。
29日に市立根室病院財政再建対策特別委員会(以下「財政再建委員会」)に改革プランの評価報告等と併せて最新の事業規模について説明がありましたので、その点も踏まえてお話をしたいと思います。
9/16の病院建設等に関する特別委員会理事会では、起債申請のベースにした事業費を当初申請に医療情報システムを加え55億3千万円としたという内容に基づく説明でした。
しかし、10月補正予算に関する説明、並びに、財政再建委員会等での説明では、中間報告として示されていた62億1千万円を上回る62億7千万円の事業規模が示されました。
2週間程の間に7億を超える事業費が上乗せされたことや、それらを含めた収支見通しが不透明なままであること、病院の機能として追加した項目や患者・家族のアメニティ機能の規模縮小に関する具体的な説明が足りない点など、現行の進め方は、長谷川市長が言われている「市民参加のまちづくり」の手法とは言い難い事から、市民説明会等情報開示を行うことや新病院建設事業費を含めた病院の収支見通しを明らかにすること等8項目について要望しました。
28日の10月定例会議案説明を一緒に受けた壷田議員、瀬谷議員も同様のお考えでしたので、3名の連名で要望したものです。
以下、要望内容です。
地域医療の「安定」と「継続」を図ることが行政目的である新病院建設は、根室市はじまって以来の最大プロジェクトであり、かつ、市民が待ち望む最重点施策であることから、医療施設耐震化臨時特例交付金や地域活性化・公共投資臨時交付金等財源対策に対するご尽力など建設推進に対する長谷川市長のご努力には敬意を表するところです。
しかしながら、建設費用の償還等大きな市民負担を強いることになる事業であるにも関わらず、情報開示不足は否めない所であり、特に、診療体制や病院の経営見通し等新病院建設の前提となる課題に対する方針や具体的な対策を全く明らかにしないまま、強引に事業を進める手法は、長谷川市長が掲げる市民参加のまちづくりとは言い難い。
この一大事業を市民と共に進めるためには、多くの市民から寄せられる「不安感」、「危機感」の払しょくが必要であり、より解かり易い市民参加の手法に改めていただきたく、次の事項について要望する。
一. | 新病院建設費を含む病院事業会計の収支見通しと一般会計繰出金に関する方針を明らかにすること |
一. | 診療体制整備に対する方針を明らかにすること ※医師、看護師等コメディカルの配置計画等 |
一. | 基本構想・基本計画と実施設計段階での変更点を明確にすること ※健診機能の取り止め、患者・家族のアメニティの大幅な削減、駐車場のヘリポート併用、バス乗り入れの取り止め等 |
一. | 最大限圧縮に努めるとしていた建設費用62億円を圧縮できなかった理由を明らかにすること |
一. | 地域医療計画に関する方針を明らかにすること。 ※医療療養病床に対する考え方を含め高齢化対策に関する庁内における検討経過及び地域医療に対する方針を示すこと |
一. | 医療情報システム導入計画に関する方針を明らかにすること |
一. | 市民説明会を開催する等市民周知の徹底を図ること |
一. | 議員活動に支障のないよう各種資料の提出時期を早めること |
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