根室港花咲港区南埠頭完成式典出席
9/28 午後1時30分から 平成14年度に着手し8年の歳月をかけて完成した、花咲港区南埠頭の完成式典に出席しました。
総事業費83億7千万円、内根室市負担(管理者負担金)が16億8千万円の事業です。
道路の一部、給水施設、陸電施設が根室市の事業ということです。
この埠頭の完成で港内の水域が約2割増加し16隻の漁船の係留が可能となり、漁船の待ち時間が3から4時間程度短縮されます。
式典の中で建設の特徴について、次のとおり説明(工事報告)がありました。
・ 陸から整備を進めることで順次漁船の利用を可能とした。
・ 旧南防波堤の撤去資材を最大限利用しコスト縮減を図った。
・ 旧防波堤の撤去で発生する港内への波の進入を防ぐように努めた。
・ 新しい技術として港外の海水を港内に取りいれるシステムを採用した。
主催者のあいさつの後祝辞、テープカット、船舶離岸などの一連のセレモニーがありました。
赤丸の部分が8年間かけて整備された花咲港区南防波堤です。
テープカットの様子
建設された埠頭から離岸する各漁協の調査船。
式典終了後に埠頭の端まで車で行ってみました。今回の道路部分の工事は610mです。
この道路部分と船舶給水機10基、陸電施設5か所が根室市の事業です。
国の直轄分が岸壁490m、物揚場100m、港湾施設用地12600㎡、護岸632mの工事です。(市担当部署確認)
この埠頭の整備で、漁船の陸揚げ待ち時間の大幅な短縮が図られ、漁船の安全な航行が可能となります。また、漁獲物の鮮度向上、ひいては魚価の上昇にも寄与するものと期待されています。(完成式典式次第資料より)
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