根室市地域防災講演会
昨晩、地域防止講演会に出席しました。
会場は総合文化会館小ホール
冒頭の市長あいさつでは、根室市が今後30年以内に震度6強弱以上の地震に見舞われる可能性が63.2%と高く、自助、共助、公助の防災対策に取り組んで行く必要性について話がありました。
講演は、
講師:NPO法人「神戸の絆2005」理事 辻井 章 氏
演題:「天は自ら助くるものを助く」-阪神・淡路大地震の体験から学んだこと-
平成7年の阪神・淡路大地震時に唯一行っていた地震対策が功を奏し被災を逃れ、その後の勤務途上に震度7の被災地で地域住民や消防隊とともに消火・救出・救護活動を行った際の様子を語って下さいました。
辻井氏は、消防局退職後は「語り部」としてその時の体験・教訓等を風化させることなく後世に伝える活動を続けています。
災害時には情報収集が重要であり、災害発生時は公助は役に立たない(機能しない)ことから、まずは、自助、共助(向こう三軒両隣の安否確認を行う)活動をできるよう、日頃から、組織づくりに取り込むべきとのアドバイスがありました。
各地域で普段は福祉活動を行いその組織が災害時には自主防災組織となるよう「福祉防災コミュニティーづくり」を神戸市では取り組んでいること、そして、防災マップも作るだけでなく、様々なレベルでの想定を行い具体的な対策を市民で共有していくことが重要であるというアドバスもありました。
非常に貴重な講演会でした。
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