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4.病院経営改革・地域医療

2013年1月29日 (火)

新病院が仮オープンしました。

初日の状況が気になりましたので9時に病院へ行ってきました。

これまでは、外来が1、2階に別れていましたが、ワンフロアーに集約されたせいもあり、患者さんも多く感じました。それでも皆さん椅子に座ることができていたと思います。(これまでは、内科や整形外科の前は立っている患者さんもおりましたので)

ブロック受付も私が見ていた時間帯は混乱もなくスムーズに流れていました。

気になっていた、外来診察室の順番待ち案内表示は、3名までしか表示されませんし、文字サイズもあまり大きくありませんので、そばまで行かなければ見えないと思います。 診察室への案内は番号と名前でアナウンスするそうです。(慣れるまでは少し時間がかかりそうです。)

内科の診察室前の待合は、内覧会の時とは椅子の配置が変りましたが、車椅子の患者さんの待合スペースが足りないような気がしました。(この辺は患者さんの動線をみながら改善されるものと思います。)

本庁から応援の職員も加わり、事務方が患者さんの案内役を務めていました。ボランティアの立ち上げも検討が必要です。

長い時間はいられませんでしたが、オープンをむかえ職員の顔にも笑顔が多くみられました。これを機に接遇や患者サービスの充実が図られることを期待したいと思います。

心配なのは、路上駐車。 仮設の玄関は西側の坂道の途中になります。写真のとおり路上駐車の車がずらりと…

私が帰ろうとしたとき、車椅子の患者さんが旧病院前から車椅子で雪が残る歩道を下ってきました。(大変危険です。)

聞けば、玄関前に車が駐車しているため、タクシーが止められなかったとのこと。取りあえず、車椅子を押して、入り口までお連れしましたが、正面玄関が利用出来るまでの間、仮玄関前を駐車禁止にし、歩道をできる限り除雪するなどの対応策が必要です。

この件は市に伝えましたので対応していただけると思います。

20130129_1

こんな感じでしたが、車道の両サイドに路上駐車されてしまうと、大変危険ですし、走行車両の往来にも支障をきたしますので、この点についても早急な対応が必要です。

2013年1月28日 (月)

いよいよ明日から新病院です!

1/29 いよいよ新病院での診療がスタート。

アナウンスの新聞折り込みも入りましたネ。

受付の流れが変わりますのでご注意ください。

これまでの各診療科前での受付から、ブロック受付(複数診療科の受付窓口が集約)に変ります。

20130128_2

ブロック受付1 眼科・整形外科・産婦人科

ブロック受付2 内科・外科・脳神経外科・麻酔科・皮膚科

ブロック受付3 耳鼻咽喉科・小児科・泌尿器科

また、案内表示システムが導入され、受付時に発行される受付票に印字される受付番号が受診待ち表示盤、診察呼出案内表示、会計呼出し表示等に使用されます。

20130128_1

※新旧の受付の流れはこんな感じに変わる様です。(案内表示システムの導入、フルオーダリングシステムの導入によりいくつかの手続きが省略、簡素化される様です。)

20130128_4

※このフローは今回折り込みされたチラシの情報と従来の流れ(内科)を私なりに比較してみたものです。(参考まで)

駐車場も仮玄関からはかなり離れてしまいますので、移動には十分注意して下さい。

20130128_3

※新聞を購読されていない方もいると思いますので、1/26の新聞折り込みのデータを使わせていただきました。

※病院敷地内全面禁煙化もスタートします。

2012年10月14日 (日)

病院事業会計への繰出金について

12日の決算審査の中で、病院事業会計支出金について次の4つの資料を基に下記の通り考えを述べています。

※これまでに市から提供いただいている資料をベースに作成した私のオリジナル資料

■平成23年度の繰出基準別の繰出額の実績

121014_1

■繰出金の財源構成について

121014_2

■過去の繰出金の推移

121014_3

■繰出金決算額と改革プラン、改訂版改革プラン、予算のかい離

121014_4

以上の資料をベースに次の様な視点から考えを述べました。

・過去の繰出金の状況からみてもここ5年間の状況は異常事態である。
・繰出基準は公営企業法に基づくルール分の他、市独自の基準・ルールによる繰出も含まれている。
・一般会計の財政力からすれば7億円程度の繰出金が限度であり、10億円を超える繰出しが続けば一般会計も厳しいと答弁をいただいていた。
・しかし、繰出基準がここ数年で大きく変わった事から、8億円台までルール分として計上されるようになった。
・また、現在は、改革プランに基づく経営改善実施期間中であり、かつ、新病院建設事業推進期間でもあり、病院事業の収支不足を一般会計が全額補てんせざるを得ない状況である。
・現状、実態は理解しているが、果たして、繰出金が病院会計の要求どおりルールだからといってそのまま支出されていいのか?
・一般会計部門が厳しいチェック機能を果たすべきではないか?
・チェック機能を果たしていないがために、9月補正予算の様な多額の補正予算が詳細に渡って内容精査がされないまま議案として提案されてしまったのではないか?
・繰出金の殆どが一般財源。
・繰出基準に基づく繰出金だから全てOKではないのでは? 現実に、繰出基準以下の繰出金で運営している公立病院もある。
・限りある一般財源は、住民福祉の充実、地域振興のために使われるための重要な財源であり、一般会計がその財源確保のためにも病院事業への繰出金について責任を持って、チェック機能を果たすことが重要。
・今は、病院の収支見通しに対しても一般会計がチェックを入れるべき時ではないか?(9月に示された今年度の決算見込みの矛盾などについてチェックが行われていないことに疑問を感じる)

等々

副市長より、9月補正予算審査の結果を踏まえた改善の内容や収支見通しについても今後まとめる旨のお話ががありました。また、職員一丸となって新病院の開設、経営改善に取り組むとの答弁もありました。

佐藤議員からも、病院の経営実態を明らかにし、市民、議会、市、病院が正しい情報のもと、覚悟を持って、市のみならず市民一丸となって病院運営に向き合うべきであるとの意見がありました。

※正しい情報発信をしなければ、結果として、頑張っていただいている医師や病院スタッフにも迷惑をかけることになると思っております。「こんなはずではなかった」とならないよう、正しい情報を基に将来見通しを立て、覚悟をもって新病院の開院をむかえたいものです。

以上

2012年9月29日 (土)

市立根室病院事業会計補正予算(第2号)について

9/28 10時より予算審査特別委員会が開催されました。

市立根室病院事業会計補正予算(第2号)について、26日の一般質問の市長答弁と50分の持ち時間の質疑結果を踏まえ、悩みましたが、最終的に、突然の増額補正であり個々の補正理由も納得に至る説明の足りない点が多く、また、新病院建設事業費を含む収支見通しが示されていないこと、更には、一般会計繰出金の見通しに対する方針等も不透明であること等々現時点補正予算を承認する自信がもてませんでした。

出来れは、もう少し時間をかけていただき、採決を保留して、10/17までの会期中に議員協議会を開催し、市長から、補正予算案に対する詳細説明や副市長が述べた3パターンの収支見通し及び一般会計繰出金の対する考えと見通し等を示していただき、その結果をもっての採決をと考え、複数の議員に調整をお願いしましたが、残念ながら、即日、採決という結果になってしまいましたので、やむなく反対の立場を表明しました。

本会議では、共産党の3名が賛成も反対の立場も現時点では表明できないとして、退席し採決が行われました。

私と瀬谷議員が反対しましたが、起立採決により補正予算案は採択されました。

この時点で補正予算の否決は、竣工時期にも影響がりますので、判断に苦しみましたが、現地改修の判断も突然、病床数の削減も突然、事業費圧縮の約束も崩れ、医療情報システムの導入予算なども6月補正質疑段階で既に350,000千円の事業費を想定していながら300,000千円以内に抑えたいと事実とは違う答弁をされたり、更には、今回のこの時期、事業費350,000千円、医療情報システム40,000千円、機械及び備品購入費の33,042千円もの突然の増額補正とその必要性についての説明不足、不透明な収支見通し等々、あまりにも、不誠実な事業執行、自信をもって賛成できる理由を見つけることが出来ませんでした...

補正予算質疑内容及び今回の質問のために準備した病院の経営状況や事業費の推移等の資料もPDFファイルでアップしましたので参考にしていただければ幸いです。

資料1 補正予算質疑記録

資料2 病院の経営状況及び建設事業費の推移等に関する資料 

201203_4_img

以下は、予算審査特別委員会の採決前に行った、私の態度表明の内容です。


平成24年度市立根室病院事業会計補正予算(第2号)に対して態度表明をさせていただきます。

多くの市民が待ち望む待望の新市立病院の完成を眼の前にして、ご提案のあった病院事業会計補正予算でしたので、しっかり内容を審査させていただき、将来に禍根を残さないよう適切な判断をする必要があると考えておりました。

また、一般質問も含め、この時点での4億円近い補正額を精査、更には、新病院開設後の経営見通しなどをお聞きして、今後の一般会計の費用負担等々もある程度明らかにし、市民の皆さんと一緒に納得と覚悟を持って事業の執行を承認、そして、完成を楽しみに応援しょうと思っておりました。

その為、質問事項についても時間をかけて調べ、また、考え、整理精査をしてまいりました。

しかし、残念ながら、補正予算審査の中での様々な質疑、ご答弁の内容では、補正内容自体の多くの疑問を払しょくできませんでしたし、何よりも、病院経営の将来見通し、更には、一般会計の様々な行政課題に多大な影響を与えることになる、一般会計繰出金について将来展望が示されないことに、疑問や不安が更に大きなものとなってしまいました。

この様な不透明な予算案を私自身が大丈夫と太鼓判を押す自信がまったくありません。

ここまで来たのだから、「仕方がないOK」 と言える内容ではないものと考えます。

この様な中で、この補正予算を承認することは、市民に対しても、また、診療に当たっていただいている医師・現場の皆さんに対しても、結果として、ご迷惑をおかけすることになるものと判断しました。

したがいまして、誠に、不本意ではありますが、熟慮の結果、本案に対しましては、反対の立場を表明させていただきます。

2012年8月31日 (金)

市立根室病院の診療体制について

9月1日から整形外科が常勤医師2名体制になります。

これで、常勤医師は、内科5名、小児科1名、外科2名、整形外科2名、眼科1名、人工透析1名、産婦人科1名の13名体制。

但し、産婦人科は、常勤医師が病気休暇中のため釧路赤十字病院の応援をいただき週2日(水、金)の外来診療のみとなっています。

全体では、耳鼻咽喉科、皮膚科など短期出張医師11名の応援体制により、常勤・短期出張医師計24名の診療体制となります。

麻酔科が非常勤(週2日)ですので外科、整形外科ともに手術については予定手術が中心になるものと思います。

病院事務局は、今後の医師招へいの目標を地域センター病院としての役割を果たすため、分娩再開に向けた体制構築と内科医師の充実としています。

病院改革プランの目標医師数は、常勤医師15名以上としており、収支計画もこの医師数に基づくものです。

7月末の概数(病院から聞いている月々の状況の平均値)ですが、

入院患者数は1日平均   86.8名

 (予算 91.5名 前年度年間平均 91.6名 改革プラン106.2名)

外来患者数は1日平均 478.0名

 (予算528.0名 前年度年間平均497.8名 改革プラン 570.3名) 

医師招へいが大変厳しい状況にあり中々好転しません。病院の経営状況も年々厳しく悪化しています。

新病院の竣工は今のところ11/22。その後移設の作業に数か月を要する大変な時期に入ってきますので、同時進行で経営改善を進めることは厳しいとは思いますが、想定の上での現況だと思いますので、病院スタッフの頑張りに期待したいと思いますし、市民としてできる協力もしていきたいと考えております。

2012年3月13日 (火)

平成24年4月からの診療体制について

本日、平成24年4月からの市立病院の診療体制が発表になりましたのでお知らせします。

下記のとおりです。(青は増員、赤は減員となった診療科です。)

平成23年4月 平成24年4月
常勤 非常勤 常勤 非常勤
内科 5 3 8 5 3 8
消化器内科 1 1 2 2 1 3
循環器内科 2 1 3 1 1 2
呼吸器内科 1 1 1 1
総合内科 2 2 2 2
外科 2 1 3 2 1 3
消化器外科 2 1 3 2 1 3
整形外科 2 1 3 1 1 2
小児科 1 1 2 1 1 2
産婦人科 1 1 2 1 1 2
泌尿器科 1 1 1 1
人工透析 1 1 1 1
眼科 1 1 1 1
皮膚科 1 1 1 1
耳鼻咽喉科 1 1 1 1
麻酔科 1 1 2 1 1
14 11 25 12 11 23

札幌医科大学や北海道のご支援をいただき、消化器内科、外科の医師派遣各1名が決定。

また、医師派遣を行う民間業者との契約により消化器内科1名の採用も決定。(初めてのケース)

これで当初予算計上していた体制が正式に整いましたが、経営改革プランの目標である常勤医師15名以上の体制には至っておりませんので、引き続き、医師招へい対策に全力で取り組む旨の説明がありました。

※なお、医師の減員に伴う病院経営の問題については明日一般質問を行います。

以上

2011年12月28日 (水)

市立根室病院患者専用駐車場(旧消防庁舎跡地)

消防庁舎移転に伴い、旧庁舎の解体作業がおこなわれておりましたが、作業が終了し、12/24から跡地が市立病院の患者専用駐車場として利用されることになりますた。

駐車台数は約70台分。下記図面の赤(⑥)が新たな駐車場です。

11122803

今日、実際に駐車場を見てきました。

11122801

駐車場入口の案内表示、駐車場から病院へ向かう出口の案内表示及び駐車場出口からまっすぐ病院正面玄関には向かえませんのでつくし幼稚園側または保健所側の歩道を利用する旨の注意喚起を促す案内等看板類の整備が必要と感じました。

利用の際には危険防止のため横断歩道を利用するよう、皆さん、ご注意ください!

寒くなってきましたので、近くに駐車スペースが確保でき助かります。

2011年11月 8日 (火)

市立根室病院の診療体制について

11/8 本日、臨時議会がありました。臨時議会は、4事業会計の平成22年度決算の認定及び一般会計、特別会計の22年度決算認定議案の予算審査特別委員会の設置、審査付託等が議題でした。

議会終了後、議員協議会が開催されました。メインは、議会改革調査等特別委員会の審議に関する中間報告についての説明でしたが、前段で、市立病院から新病院建設及び医師招聘見通し等について報告がありました。

新病院の建設工期は、震災の影響により3か月延長になり、開院時期が予定していた24年10月から25年1月に変更になるという報告でした。

また、医師体制については、

まず、整形外科が現在2名の常勤医師体制ですが、内4か月交替で釧路日赤から派遣いただいていた1名が、短期派遣に代わるため、12月から入院休止となります。(外来患者の予約受診も行わないようです。)

さらに、地域支援センター枠として札幌医科大学から派遣いただいている四名の医師のうち消化器内科、外科、整形外科各1名が来年3月で4年間の派遣期限となるため、新たな医師の招へいができなかった場合、現行の常勤医師14名が11名となる見通しであり、現在、この3科を中心に北海道への要請や個人招へい等を行っているという内容の報告でした。

地域支援センター枠の考え方は、一医療機関1名4年間の派遣期限で、その間に派遣を受けた医療機関が、独自に医師招へいを行い自ら診療体制を整えなさいと言うルールなのですが、市立根室病院は地域センター病院であるため、4名もの派遣をしていただいたわけです。

4年間の期限を超える派遣は厳しく、過去に例はないと聞いておりましたので(一般質問、本ブログでも何度か取り上げていますが、)非常に心配です。

12月から整形外科の手術対応ができなくなることが、現状、一番の問題です。

冬場は整形外科の入院患者が多く昨年は、1日平均で12月32名、1月26名、2月31名、3月25名もの入院がありましたので、その対応について、早急に市民周知が必要です。

地域支援センター枠の問題についても深刻な問題ですが、理事者、病院から招へい対策の進捗状況を報告いただくこと。さらには、最悪の想定の基でどの様な診療を行えるのか、経営見通しなどについても説明を求めていかなければならないものと考えております。

※病院ホームページではまだこの状況について説明がありません。

2011年2月20日 (日)

市立病院スタッフとの懇談会

ねむろ医心伝信ネットワーク会議主催の「市立根室病院スタッフとの懇談会」が2/17(木)商工会館2階ABホールで行われました。

懇談会ということで、病院から東浦院長、事務長、看護部長、薬局長、事務部門の3課長が出席。一般参加者の方は100名ほどでしょうか。

1102211

約90分の懇談会でテーマは3点で、新病院建設の作業の進捗状況(今の状況)、今の病院の状況及び今後病院が行うべき方向性について、それぞれの立場から説明を行い、その後、会場の参加者が質問するという形式で行われました。

新病院建設の状況については、1/27に実施設計が完了し、本体部分の工事が1/31入札、2/7契約、2012/8/24の竣工、10月新病院開院で進んでいると言う説明でした。現病院の取り壊しや駐車場の整備など新病院開院後の工事もあり、全て完成するのは2013/8月になる予定です。

担当課長からは、建築単価についても説明がありました。1平方メートル当たり285千円でこの単価は現在建設中の別海病院や砂川、滝川等最近新築の病院とくらべても低く抑えたものと説明がありました。

現状の病院については、看護部長から看護師確保対策も平成18年の診療報酬改定で7対1看護基準が導入されてから、地方が大変厳しい状況になっており、市立病院もここ数年退職者と新規採用者の数がほぼ同数で看護師不足がつづいていると言う説明がありました。

また、現在は病棟の夜間勤務は2名体制でおこなっているが、高齢者や重篤患者への安全管理対策から3名体制を目指しているとのこと。(※現在、21名の看護師を募集中)

現在の看護師111名が実働。

市民から指摘がある看護職員の接遇の問題についても、教育に力をいれ市民に愛され、市民の支えとなるよう、病院の基本理念、看護理念の啓蒙啓発に努めるとのこと。

東浦院長からは、冒頭、人口10万人当たりの医師数が全道平均219人に対し根室は89人と医師不足が深刻な状況にあるという説明がありました。

この様な状況を踏まえると、なにもかも全ての医療提供は困難であり、地域は、「よくある病気、スタンダードな医療」を目指し、高度医療は高次へと役割分担を明確にしなければならない。

市立病院の役割は、急性期医療と高齢化への対応として慢性期、ターミナルへの対応が必要であり、病病連携、病診連携、老人保健・介護との連携を図り、更には、在宅医療への取組も必要。

コンビニ受診の問題や当直日の医師の勤務実態(30時間を超える連続勤務)、市民の受診ルール等について説明がありました。

現在の病院が行っている新たな取り組みとして、訪問診療、在宅看取り、フットケア外来、糖尿病教室、市民公開講座などを行っているとのこと。

最後に市立病院の将来展望について、東浦院長がスライドを利用し説明しました。
以下の様な方向性を示されました。
・病院の基本理念を目標に市民に愛される病院を目指す。
・徹底した患者本位の医療の提供を目指す。
・急性期(高次連携)、患者、家族にやさしい病院、地域医療連携、訪問診療、在宅看護、市民との交流ナンバーワン病院を目指す。
・医師体制の充実、スタッフ全員による病院改革に努め、市民の協力を得ながら、安定した病院経営を目指す。

以上、質疑応答を交えた90分間の懇談会の概要です。

病院建設がいよいよ始まりますが、東浦院長は10億円を超える一般会計繰出金が続いていることを自ら問題視され、新病院建設と同時並行的に病院改革が必要であり、新病院開院に向けて、病院機能評価(根釧地域ではまだ4病院)の認定を目指したいと、経営改革に取り組む姿勢を示されました。
東浦院長のお話にもありましたが、病院新築というチャンスをもらった訳であり、この機会を逃すことなく、病院職員一丸となって病院改革に取り組んで行く事が必要です。同時にコンビニ受診の問題など病院の諸問題を私達市民も一緒に考え、共に変わる努力が必要な時です。

2011年2月 9日 (水)

市立病院東浦院長の講話

2/8 病院建設等等別委員会終了後、市立根室病院東浦院長のお話を伺いました。

テーマは、「今後の病院運営に向けて」

診療体制の状況、医師招へい対策の見通しは新病院建設を見据えた病院経営に対するお考え等をお聞きしました。

1102083

以下は、メモです。

・平成19年の医師引き揚げの原因について
・現状の医師派遣体制について
  地域支援センター枠(本来は一施設1名)
  市立根室病院は地域センター病院であり特別配慮あり
  現在は4名(最大5名)
  この派遣は4年間の期限付き派遣。
  平成23年度末まで3名、平成24年度末まで1名
  その他大学からの派遣 北大小児科1名、旭川医大眼科1名
  個人招へい 8名から10名
・勤務医の派遣要請のハードルは高い。
  地域支援センター枠の派遣継続要請が必要
  北海道、札医大への要請(今年度中にクリアしなければならない)
・旭川医科大学からの派遣と現状の体制の違い
  大学からの派遣 旭川時代 17名  現在 8名(残り半分は個人招へい)
・短期派遣の実態
  外来(耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、循環器、消化器、乳腺、産婦人科)
  診療応援(小児科 2泊3日体制でローテーション)
  当直 月40コマのうち 16~20コマを大学に依頼
  待機応援 (内科、外科、整形外科、眼科)
  麻酔応援
・短期派遣に要する経費
      年間 2億4千万円  プラス 旅費交通費
・病院経営の2本柱
  地域センター病院としての急性期患者への対応
  高齢化社会への対応(慢性期患者、ターミナルケア)
・地域が求める医療
  医療が高度専門化する中で循環器、消化器、呼吸器、腎疾患、精神内科等々
  専門的な診療を求める。
  対応は難しい。
  根室では、スタンダードな医療を目指し、高度医療は高次へ
  患者、家族とのコミュニケーションを大切に
・プライマリケアー、市民の介護への対応
  社会的原因による入院への対応 
  介護支援の必要、介護難民への対応
  亜急性期病床の利用
  131床を遊ばせないで、60%程度の収益であってもベッドを利用すべき。
  介護士、助手の枠を増やす必要あり。
  看護師は看護師本来の仕事へ
・地域医療を守るために
  病院と病院の連携
  病院と診療所の連携
  老人保健施設や介護医療施設との連携
  システマティックな連携が必要である。
  在宅医療も重要
・医業収益と患者数の推移について
  医業収益は医師数だけではない
   17年(17名)→21年(17名)、22年(16名)
  収益的には減
・収益アップのために
  外来、入院患者数が伸びない中で
   診療報酬請求漏れの解消
   医師・職員のチェック不足
  病院の信頼度アップを
   経過観察入院、亜急性期病床の利用
   外来での長期処方の見直し
  レセプト点検、窓口事務委託先との連携見直し
・何故、患者が増えないのか
  患者さん中心の医療であったのか?
   医師同士の連携、コメディカルとの連携
   事務職員は本庁に戻りたい…
  市民の信頼を得られているのか?
   原点にもどり考え直す時
・平成15年のアンケート結果
  医師、看護師、事務の応対の悪さが指摘されている。
  当時その改善に努めている。
  その結果17年度の状態まで改善したのでは
・経営危機は病院改革の絶好のチャンス
・ナンバーワンの病院を目指したい
  急性期(高次連携)ナンバーワン
  患者、家族にやさしい病院ナンバーワン
  地域医療連携ナンバーワン
  訪問診療、在宅看護ナンバーワン
  市民との交流ナンバーワン
・職員全員参加の“チーム市立病院”を目指したい
  患者本位の医療→信頼を得ること→職員の自信
  「医者がいないから出来ない」ではだめ
  自治体病院からの脱却
  公務員的な発想ではだめ 変わらなければ
  公営企業法の全部適用、独立行政法人化等民間企業的経営へ
・最終的な医師体制(目標)
  18名から20名の医師が必要
  スタッフ全員での病院改革
  市民の協力も必要
・医育大学の状況
  札医大、旭川医大でも地域枠の拡大を行っている。
  医療の現場につくまであと7,8年はかかる。
  平成30年まで生き残ることができたら
  魅力ある病院を目指さなければならない。
・医師招へい体制
  大学からの派遣
   地域支援センター枠の派遣拡大(継続)
   多くても4,5名(道全体で20名)
  個人招へい
   あらゆるつてを用いて招へい活動が必要
   実績のある民間業者への依頼(ヘッドハンティング的手法)
・新病院建設を進める中で
  脆弱な医師体制の中で60億円というプロジェクトがスタートする。
  診療体制については
   北海道の地域支援センター枠延長の要請活動
   小児科常勤医師の増員招へい(小児医療体制の充実のために)
  魅力ある病院をめざして
   研修病院としての位置付け
    札医大6年生3名の受け入れ実施
    後期研修受け入れ
    総合内科医養成施設の認定
    学会の認定施設(指導医、認定医等)
   市民、患者アンケートの実施
   市民との意見交換会等の実施
   医療機能評価機構の認定病院(釧・根ではまだ4病院)を目指したい。
    ※この4月から準備に入りたい。

以上

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